肩こり
首筋から肩甲骨あたりにかけての筋肉が張る、こわばる、だるい、重苦しい、何ともいえない不快感など、揉んでもらうと気持ちよく感じる症状を肩こりと呼んでいます。
「こり」は筋肉への血行が悪くなることで、酸素や栄養が不足し、老廃物が蓄積されることでおこります。その要因は色々考えられます。
姿勢の悪さ、一定姿勢での作業(編み物・パソコン等)、環境の変化や悩みによるストレスなど様々です。
肩こりといっても人によって症状や原因は様々で、肩のみに辛さを感じている人が多いですが、肩のみの筋肉はほとんど無く、
●首から肩に付いている筋肉
●腕から肩(肩甲骨)に付いている筋肉
●腰から腕にかけて付いている筋肉
などから見ても色々な動作が、肩こり感に影響しています。
肩こりの原因
１、姿勢が悪い（ゆがみ）
肩こりをおこす原因の中で、最も多いのが悪い姿勢（ゆがみ）です。
姿勢の良い人には、肩こりは少ないものです。
人間の体には様々な筋肉がありますが、
ほとんどの筋肉には相反作用を持つ筋肉があります。
それらの筋肉は互いにバランスをとっているのですが、
姿勢が乱れるとそれらの筋肉のバランスが崩れ、
筋肉に余計な負担がかかることとなり、
肩こりというツライ症状を引き起こすことになります。
２、疲れ
筋肉の使いすぎで血液の循環が悪くなり、筋肉内に老廃物がたまるために生じます。
３、同じ姿勢を続ける
デスクワークなど長時間同じ姿勢をしていると、筋肉の緊張状態が続き、
血液の循環が悪くなるため、肩こりになります。
４、目の疲れ
パソコンなどを長時間見続けたり、
メガネやコンタクトが合っていなかったりすると、目が疲れます。
目が疲れると周りの神経や筋肉まで緊張してしまうため、肩こりの原因となります。
５、ストレス
精神的ストレスは、交感神経が優位になり、
肩の筋肉（僧帽筋）が緊張状態になり肩こりになります。
６、筋力低下
首や肩は、常に頭部や腕を支えています。
筋肉が弱いと肩の筋肉（僧帽筋）が疲れやすく血行不良を起こします。
７、歯の噛み合わせ
歯の噛み合わせが悪いと顎の左右の筋肉バランスが崩れ、
口を動かす筋肉の緊張を生み、周りの筋肉にまで影響を与えます。
８、運動不足
筋肉は、運動している時緊張と弛緩を繰り返しています。
すると筋肉自体がポンプのように血管を動かして、
血行を促進し老廃物の排泄を助けます。
９、肥満
肥満により、腕などの重量も増えます。
その結果、肩などの筋肉への負担が増え肩こりが起こります。
１０、冷え性
体が冷えると、体熱を逃がさない様、自律神経が血管を収縮させます。
血管の収縮が続くと血液の循環が悪くなり、筋肉にたまった乳酸菌や老廃物が排泄されない為に肩こりを引き起こします。
肩こりでお悩みなら龍門整体療法院へ
龍門整体療法院ではもちろん現在の辛さをとる為の施術を行いますが、自分自身で回復する力を取り戻せる身体になれるよう施術を行っています。
もともと、人間には良い状態に戻ろうとする自然治癒力が備わっています。
しかし、筋肉自体が疲れてしまった状態、骨格がゆがんだ状態ではそれが発揮できません。
その為に、しっかりとした問診と検査や関節の動きの悪さを感じる事が大切です。
そして、筋肉を含む軟部組織を触って原因を探っていきます。
当整体院には、肩こりが原因での頭痛で来院される方も多いです。
注意
めまい・耳鳴り・胸部痛・背部痛・動悸・息切れ・倦怠感などがみられる場合は内臓・内科的な病気で肩こりを感じる場合もあります。当院で適応外と判断した場合は病院の受診をすすめる事があります。
寝違い
急に起こる首の痛み、主に朝おきぬけに起こったものをいいます。
寝相が悪く首に負担がかかることに起因します。
また深酒をして寝たり、乗り物の中で寝る、慣れない枕で寝るのも誘因に。
四十肩・五十肩
４０代・５０代で起こることの多い運動制限を伴う肩の痛みを総称して、
四十肩・五十肩といいます。
詳しいことはわかっていませんが、肩関節を取り巻く筋肉の炎症などによって
引き起こされることが多いといわれています。
その他
整形外科疾患が原因
●頚部椎間板ヘルニア
●頚部脊椎症
●強直性脊椎炎
●後縦靭帯骨化症
●胸郭出口症候群・・・など
内臓系の病気が原因の肩こり（痛み）
狭心症・心筋梗塞・肺ガン・糖尿病・高血圧・・・など
